第17回目は「富山県のお城(その1)」と題して朝日町にある「宮崎城」をご紹介します。
宮崎城は、ヒスイで有名な朝日町の宮崎海岸の背後にある城山の山頂に築かれています。
現在では、朝日県立自然公園として整備され、山頂まで車で上がることが出来ます。
城跡からは、東は親不知、西は入善、黒部はもとより晴れていれば富山湾を隔てて能登半島一望に見渡すことが出来ます。
朝日ふるさと歩道として道も整備されていますので、ハイキングやバードウオッチングを兼ねて訪れると良いと思います。
すぐ近くには、上ノ山園地もあり、広い芝生広場があります。
フィールドアスレチックもあり、家族連れで1日をのんびりと楽しく遊ぶことができます。
毎年4月の下旬には、「城山まつり」も開催されているようです。
【宮崎城紹介】
宮崎城は、富山県内でも最も古いお城の一つで、築城は平安時代の末期の寿永元年(1182年)とされています。
木曽義仲の庇護を受けていた北陸宮(後白河天皇の孫に当たる)を迎え入れるためのお城(御所)として
この地の豪族宮崎太郎長康により築城されました。
城址の北側の3ノ丸跡には北陸宮の墳墓があります。
【攻城手記】
国道8号線の城山トンネルから、車で5分程上ると朝日県立自然公園の無料駐車場に到着です。
ここの駐車場は広く、休憩所やトイレも完備されています。
ここから徒歩5分で本丸に到着です。
ちょうど雪つりを外す作業中にお邪魔した見たいです。
本丸下の広場はかなり広くて平坦なのですが、
この部分は戦時中に軍の施設建設のために遺構がかなり破壊されてしまったそうです。
おかげで今では、格好のお花見スポットになっています。
ここからは、入善、黒部方面のすばらしい展望が開けています。
もっと天気が良ければ、遠く能登半島まで見渡せるとか。
この景色を見れただけでも、ここまで来た甲斐があります。
(まぁ。車から降りて歩き始めて5分も経って無いんだけれど・・・。)
本丸への石段をトントントンと登ると、今度は親不知方面のすばらしい展望が開けます。
またここからは、尾根づたいに続く上ノ山公園の芝生広場がよく見渡せます。
本丸を降り、二ノ丸から三の丸へ降りていきます。
ここの道もきちんと整備されています。
三の丸には、石垣の跡やこの地に滞在された北陸の宮の墳墓や宮崎太郎長康のお墓があります。
【まとめ】
訪れた日は天気が良く、お城からの展望は最高でした。
思った以上にお城の規模も大きく、遺構も良く残っていました。
訪れたときは、誰もおらずひっそりとしていましたが、
城跡は公園として設備が整備されており、好感が持て訪れやすいお城です。
(桜の木が多かったので、花見のシーズンは混雑するかも。)
【メモ】
・交通アクセス |
所在地: |
富山県下新川郡朝日町城山10 |
鉄 道: |
JR北陸本線 越中宮崎駅下車 徒歩約1時間
(朝日ふるさと歩道としてハイキングコースが整備されています。) |
車 : |
- 北陸自動車道 朝日ICから国道8号線を新潟方面へ
横尾西交差点を右折し、新笹川トンネルを抜けて約100メートルを左折し登山道を約5分で山頂の駐車場へ。
- 北陸自動車道 朝日ICから国道8号線を新潟方面へ
城山トンネルを抜けたらすぐに右折し登山道を約5分で山頂の駐車場へ。
|
駐車場: |
山頂部に無料駐車場(約50台程度) |
・入城料: |
無料 |
より大きな地図で pointmap を表示
|