コウさん050330

春を探しに(3)

こんにちは

　春を探しにまだ残雪のある立山町の里山に行って来ました。人影もなく風は冷たく肌寒い日でした。暫く歩くとやっと暖かくなりました。木々はまだ花芽、葉芽のままです。しかし咲いているのもあります。マンサク、ダンコウバイ、キブシ、ウグイスカグラ　アセビ、ハンノキ、サンシュユ・・・・・　　そして大発見です。ヒメカンアオイです。ううう目を見張りました。小さな丸っこい葉の下を見ると茶色の花をつけています。みなさんもご存知、春の妖精・ギフチョウ の食草です。ギフチョウはサクラの咲き始める頃に羽化します。そしてヤマザクラが咲く頃、ヒメカンアオイの葉裏に卵を産み付けます。この蝶は寿命が短いのです。まさに春の妖精（スプリングエフェメラル）です。今日は来て良かったぁ～。
　　　野山を歩くことによって、いろいろな発見が出来ます。楽しいです。(2005.03.30)

ヒメカンアオイ（姫寒葵）

ギフチョウが舞う来月初旬に再度訪れるのが楽しみです。
立山町にて　05.03.30

ウグイスカグラ（鶯神楽）

早春、鶯が鳴き始める頃に咲く、というのが名称の由来と聞いております。
花径１㎝程の可愛い花。
立山町にて　05.03.30

Text & Photo & Illustration & Animation by K.Nozaki

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